立派なケチ野郎

 エネルギー保存の法則のように、すべてのことを他のことに変えて考えるとシンプルに物事を見られる。例えばお金や時間だ。
 人間関係も、この人には年間三万円使おうとか、こんな奴に五千円も使いたくないとか、人間関係の維持費を考える。そうするとケチな私は友だちがぜんぜんいなくなる。でも本当に好きな人は誰か本当に好きなことはなにかわかる。忘年会の二次会も堂々と断れる。
 バイクを買うときに新車か中古か悩んだときも、「今34才で70才までバイク乗るとして後36年しかない。10年乗るなら、後4台しか愛車に出会えない。」と考える。いっぱい乗りたい自分は中古で少しでも安いものに決まりだ。
 ケチな私はお金や時間で考えたときに、節約思考になりやすい。でも、死んだ後は生きられないし、あの世にお金は持って行けない(諸説ありますが)。本当に好きな人や好きなことにお金や時間を集中投入できてこその立派なケチ野郎だと思う。