平等とお金

 お金とは平等の為のツールであると思う。汗水たらして働こうが、パチンコで勝とうが、税金ちょろまかそうが、AV女優のギャラだろうが、お金はお金だ。これは綺麗なお金とか、これは汚いお金とか、ない。儂はクチャクチャにたたんじゃうから、自販機に拒否されることはあるが…。お金という姿になるだけで、仕事にたいする偏見や蔑視も憧れもプライドも全てが平等になる。
 お金に履歴が書いてあったら大変だお父さんの給料を開けたら、うちのお客さんが税金の補助金で払ったお金で、その前は煙草税で、その煙草は大学生がパチンコで勝った金で、負けたのはキャバ嬢で、そのキャバ嬢を指名したのはうちの社長で…、みたいに書いてあったらなんだか腹が立ったり恥ずかしかったりで使えない。
 お金は平等の為のツールだな。

 その平等の為のツールで、格差が生まれているという。金銭獲得競争の社会だ。金持ちと貧乏人ということだ。くだらない。貧乏人でも、本当に食べるものがないとか、住むところが無いとか、そういう人は社会だったり慈善事業だったり国際機関が守るべきだけど。寝ることろがあって三色食べられて好きなことがある人間はみんな同じようなもんだと思う。それは、お金はあの世まで持っていけないし、人間は一日十食も食べられない。資産なんて、使わなければ無いのと一緒だし、使うのはたかが知れてる。考え方なんだ。
 お金なんかで格差は産まれないし、その格差は幻想だと思う。なんなら、人生も幻想だとすら思うんだから。お金は平等のツールで資本主義はセーフティネットさえしっかりすれば平等の社会だと思う。これを築いてくれた先人に感謝と敬愛を持とう。そして、欲張らないで今の幸せ今の楽しいことをしよう。
 俺はこんな考え方だから偉くならないな。でも幸せにはなるな。