島田紳助司会者が教えてくれたこと

 ひょうきん世代の私は、島田紳助さんに対して好嫌入り雑じった一視聴者だ。でも、それとは別に教わったことがある。
 好き嫌いはともかくいっぱい番組に出ていた司会者。嫌いな理由もそのコントロール力の高さであった有能な司会者。そんな司会者が突然テレビから消えた。
 でも、1秒もテレビは砂嵐にならなかった。他の人が代わりをやっていた。そして今は当たり前のように伸介はいない。

 どんなに才能があってどんなに人気があっても代わりはいくらでもいる。需要があれば新しい司会者が産まれる。どんな仕事もそうだろう。伸介ですらそうだったんだから。だから俺は仕事に過信するのをやめた。責任感で頑張りすぎるのもやめた。俺の代わりは誰でもできるしいくらでもいる。頑張ったってたかが仕事のことでしょ。社会に貢献しているんじゃなくて、社会にいさせてもらっている。
 そして、俺の代わりのいない、個人としての人生を頑張る。俺はそう感じちゃった。
 あとは、東京の市外局番を教わったかな。