ジロリアン

 ラーメン二郎ってお店のファンをジロリアンというらしい。食べてみたい気もするが僕は人混みが苦手なんで。
 そんな僕は浅田次郎のほうのジロリアンだ。とにかく名作ぞろい。貧乏や困難や不条理に、立ち向かい役目をまっとうする。というと陳腐だけど、それぞれの役目と寄り添い、不条理を受け入れる。結果がわるくたってそこに一つの救いがある。生きる希望をあたえてくれるのだ。すべてを読破してないけれどお勧めは「椿山課長の七日間」「憑神」「天切り松シリーズ」かな。面白い。
 自分の生き方に、精一杯やってんのかなと反省したりもするけれど、ジロリアンはただ毎日をこなして行くのです。反省するのは別の次郎君の役目ですから。