孫なんていらない

 この世界はたいしていいもんじゃない。人生もたいしていいもんじゃない。
 それを変えていく力もないし、逃げ出す力さえない。

 悪いことばかりじゃないけど、良いことばなりじゃない。
 こんな世界に産まれて来ることが幸せなのか?子孫の繁栄を願うことは小さなエゴであって宇宙的に見るとほんとにちっぽけなことではないのか?そう思ったりもする。

 でも、子ども大好きなんだよなー。いてくれるだけで、自分の人生の意義を無条件でもたせてくれんだよなー。孫のことは子ども達に任せよか。任せるしかないんだよな。俺はこの世界が君たちにとって少しでもましなものになるようにするしかないよな。そうすれば、その先もあるかもしれない。
 まず、俺が俺にとっての世界をもっと良いものに作り替えないとな。まず、バイクに油を注そうそこからだ。あー、宇宙的に見ても歴史的に見てもどうしょうもないくらいちっぽけな話。そんなことが積み重なって世界や未来はできあがってるんでしょうか?